JMDCグループのユニケソフトウェアリサーチが、東京理科大学薬学部と抗ホルモン療法におけるLINE活用の有効性について共同研究を開始

株式会社JMDCの子会社で、保険薬局向けのシステム開発を行う株式会社ユニケソフトウェアリサーチ(以下「ユニケ」)は、東京理科大学薬学部 鹿村研究室とLINEを活用した抗ホルモン薬の服薬フォローアップの有効性について共同研究を開始します。

服薬フォローアップにおける社会的背景

2022年4月の調剤報酬改定により、調剤後の薬剤の使用状況を継続的かつ的確に把握して薬学的知見に基づく指導、服薬フォローアップを行う重要性が高まっています。
薬局における対人業務の充実が求められる薬剤師にとっては、欠かすことのできない取り組みであるものの、業務時間の確保や患者様の理解、また服薬フォローアップのスキルそのものが定着していないため、その効果は限定的であるのが実状です。

研究概要・スキーム

共同研究では、東京理科大学薬学部とユニケが共同開発した服薬フォローアップシステム「フォロナビ(R)」を通じ、LINEを活用した迅速な自動応答システムに加えて、疾患や薬剤の特性に合わせたきめ細かな指導を両立させることで、薬局が効率良く服薬フォローアップに取り組むことができ、安心して患者様に参加いただける環境を整えます。
また患者様向けの指導においては、フォロナビ(R)に搭載した「抗ホルモン薬フォローアップコンテンツ」を使用し、研究協力機関(保険薬局)の薬剤師から患者様の持つスマートフォンに送信します。
フォローアップコンテンツは画一的に体調変化だけを確認するようなものでは無く、薬剤ごとに高頻度あるいは重篤な副作用が設定されており、重症度評価を含めた迅速な副作用の発見から、服薬アドヒアランスの確認まで可能となっています。

【研究代表者のご紹介】
鹿村 恵明 先生(東京理科大学薬学部 教授 専門分野:医療薬学・社会薬学)
1988年に昭和薬科大学薬学部卒業後、製薬会社、病院、保険薬局勤務を経て、2005年に有限会社グッドファーマシー代表取締役に就任し、栃木県足利市にエムズ薬局を開設。2008年より東京理科大学薬学部 教授(薬局管理学)を兼務。
一般社団法人栃木県薬剤師会 副会長。

【主な研究協力機関(保険薬局)】
株式会社アイセイ薬局(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井 江美)
1984年の創業以来、開業医との医薬連携を大切に地域医療への貢献を行っている。
調剤事業に加え、健康を総合的にサポートするための取り組みを推進。
◆薬局店舗数:398店舗(2023年4月現在)

本共同研究では、服薬フォローアップシステム「フォロナビ(R)」を利用した継続的な服薬フォローアップから得た、服薬状況・副作用の症状や頻度、薬歴、患者アンケートを集計・解析することで、抗ホルモン薬のアドヒアランス向上や副作用早期発見に有効であるか検証を行うことを目的としています。

ユニケでは、本共同研究を始めとした薬局・薬剤師支援を通じて、ICTを活用した患者様ひとり一人に最適化された服薬指導の仕組みを実現してまいります。

服薬フォローアップシステム フォロナビ(R)について

ユニケの電子薬歴レセコン一体型システム「P-CUBE n」は調剤後の服薬期間の継続的なフォローアップを支援するサービス「フォロナビ(R)」を標準搭載します。無料通話・メールアプリ「LINE」を活用して、より効果的で継続的なフォローアップを実現します。
URL: https://www.unike.co.jp/product/pharmacy/p-cuben/function/follow-medication.html

電子薬歴レセコン一体型システム P-CUBE nについて

薬剤師の対人業務の時間を創出するために、薬歴作成を効率化する設計や機能を電子薬歴システムに搭載。
電子薬歴+レセコンの一体型により、薬局全体におけるICTの最適化を実現します。
URL: https://www.unike.co.jp/product/pharmacy/p-cuben/


<株式会社ユニケソフトウェアリサーチ>
https://www.unike.co.jp/

<株式会社JMDC>
https://www.jmdc.co.jp/

<東京理科大学>
https://www.tus.ac.jp/

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