産婦人科の業務負担軽減に貢献!ポータブルタイプの分娩監視装置「emona CTG」6月1日に発売

トーイツ株式会社は、ポータブルタイプの分娩監視装置「emona CTG」(エモナ CTG)を2023年6月1日より発売いたします。

ポータブルタイプの分娩監視装置「emona CTG」

分娩監視装置(※1)や分娩監視セントラルシステム(※2)を開発・販売するトーイツは、1958年の創業以来、医療現場のニーズに合わせた製品を提供し続けてまいりました。
しかし、働き方改革・災害対応・出生率減少・過疎化等、昨今の急激に変化する社会に適応するためには、根本的かつ包括的なシステム構成の見直しが必要との思いを強くしておりました。

そこで新しい時代に即した分娩監視装置として開発したのが「emona CTG」です。
従来の分娩監視装置は、計測したデータを記録用紙に印字するためのプリンターと本体が一体化していました。
「emona CTG」はプリンターと本体を分離することにより軽量化に成功し、どこにでも持ち運ぶことができるようになりました。
病院内の移動はもちろんのこと、救急搬送や災害現場、過疎地の在宅用など院外の持ち出しにも対応しています。
さらに「emona CTG」はWi-Fi・VPN機能を内蔵したIoT製品のため、クラウドタイプの分娩監視セントラルシステム「emona CENTRAL」(※3)と連携することにより、インターネットを介しリアルタイムの遠隔監視が可能になりました。
離れた場所から監視できることにより、医師の働き方改革や医療現場の人手不足の解消につながると考えております。
また、「emona CTG」はモバイル性の向上に合わせて、入力機能も強化しました。
従来、助産師は看護ケアした時間・内容などを手の甲にメモし、ナースステーションに帰ってから記録するのが定石となっていました。
トーイツは、看護ケアした直後にその場で情報を入力できる環境が整えば業務負担が軽減できると考え、「emona CTG」に分娩の進行状況や産まれた時刻を記録できるイベント入力機能を搭載しました。入力できる項目を豊富に取り揃え、タッチパネルから簡単に入力でき、さらに入力したデータは「emona CENTRAL」にすぐに反映できるよう連携機能も強化しました。

※1 分娩監視装置:赤ちゃんの心拍数とお母さんのおなかの張りを計測する医療機器
※2 分娩監視セントラルシステム:分娩室や病室で分娩監視装置によって計測したデータを、ネットワーク経由でナースステーション等のPCやタブレットで監視できるシステム
※3 2023年6月1日(木)新発売 https://www.atpress.ne.jp/news/351117

「emona CTG」の特長

(1)簡単に持ち運びできるポータブルタイプ
「emona CTG」は、院内でのポータブル運用が可能です。
A4サイズ程度のコンパクトな本体、重量3kg未満で軽々持ち運べる、最大72時間分の長時間メモリ、2時間以上動作可能な大容量バッテリ搭載で、どこでも・どんな状況でも、計測したCTG(※4)データを確実に保存しセントラルモニタに転送します。
(救急搬送・災害現場・在宅用など院外での運用にも対応)

(2)見やすい画面デザイン
波形の細かな変動もはっきり見られる高精細大画面LCD(10.1 inch)を採用。
最長40分の波形表示ができ、母体バイタル、内診所見、イベントの各履歴等を同時に表示することもできます。

(3)「emona CENTRAL」との連携でデータを逃さない
オフラインの状況で計測された未送信データは、ネットワーク接続後に「emona CENTRAL」へ自動送信され、記録の保存が可能です。
またWi-Fi・VPN機能を搭載しているため、院内にWi-Fi環境があれば、移動中も「emona CENTRAL」でリアルタイムに監視ができます。
さらに、院内搬送中やベッド移動でネットワーク接続が切れてしまっても、その間の記録は再接続後に「emona CENTRAL」へ後追い送信でき、一連の記録としてまとめる事ができます。

※4 CTG:cardiotocogram(胎児心拍数陣痛図)

emona CTG(エモナ シーティージー)





名称  :emona CTG(エモナ シーティージー)
発売日 :2023年6月1日(木)
認証番号:305AFBZX00029000
サイズ :275mm(W)×242mm(H)×142mm(D)
重量  :2.4kg(付属品含まず)
製品に関する問い合わせ先:最寄りの担当営業所または info@toitu.co.jp まで


<トーイツ株式会社>
https://www.toitu.co.jp/

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