栃木県足利市が刀剣「山姥切国広」の取得に向けたプロジェクトを開始!プロジェクトに賛同いただける方々を9月1日より募集

栃木県足利市は、公益財団法人足利市民文化財団において、本市ゆかりの刀剣「山姥切国広」を取得する運びとなりましたので、お知らせいたします。また、足利市として本文化財の取得に向け、より多くのみなさまにご支援をいただくための取組を進めていくことを、併せてお知らせいたします。

『山姥切国広 縷縷(るる)プロジェクト-美しき名刀に魅せられた人々の想いを未来へ-』の開始

●特設WEBサイトURL: https://ruru-project.com ※現在はティザーのみ公開
●「山姥切国広 縷縷(るる)プロジェクト-美しき名刀に魅せられた人々の想いを未来へ-」
公式Twitter: https://twitter.com/kunihiro_ruruPJ

本プロジェクトは、戦国時代に足利の地を治めた、足利長尾氏六代当主・長尾顕長が堀川国広に命じて作らせたと伝わる、名刀「山姥切国広」を後世に遺していくためのプロジェクトです。
長年にわたり人々に愛されてきた美しき名刀を未来永劫守っていくために、このプロジェクトに賛同いただける方々を、2023年9月1日(金)より募集いたします。
「細く、長く、途切れることなく続くさま」を表す“縷縷(るる)”という言葉に願いを込めて、みなさまと共に、先人たちが大切に受け継いできたこの名刀の輝きが未来永劫失われることのないよう、足利市はこのプロジェクトに全力で取り組んでまいります。

取得理由

「山姥切国広」は、戦国時代に足利の地を治めた、足利長尾氏六代当主・長尾顕長が、天正18(1590)年2月に刀工・国広に命じて作らせたもので、国広の最高傑作ともいわれる稀代の名刀です。
本文化財は、足利市民文化財団所有の「布袋国広(国認定重要美術品)」とともに、本市の歴史文化を語る上で欠くことのできない重要な史料であることはもちろん、足利市立美術館での過去2回の展示会を通じて現在の所有者様との絆を構築しました。
そして所有者様からの想いを受け、今後は本市ゆかりの新たな歴史遺産として後世に守り伝えていくことこそ、私たちの重要な責務であると考えたことから、購入を進めるに至ったものです。

取得のための資金内訳

資金内訳については、公益財団法人足利市民文化財団の資産から2億円、足利市が寄附やクラウドファンディング等を活用して募る1億円を予定しています。

今後のスケジュール(予定)

・2023年8月21日(月) 15:00 特設WEBサイトオープン
・2023年9月1日(金) 15:00 クラウドファンディング等の支援募集開始
・2024年3月末までに、売買契約締結
※最新情報は、公式Twitter( https://twitter.com/kunihiro_ruruPJ )及び特設WEBサイト( https://ruru-project.com )にて随時お伝えいたします

【取得文化財について】
名称  :刀銘「九州日向住國廣作」(号 山姥切国広)
制作年 :天正18(1590)年
刀工  :国広
寸法  :長70.6cm、反2.8cm
指定種別:国重要文化財(昭和37(1962)年6月21日指定)
取得額 :3億円
所蔵者 :個人(匿名)
取得団体:公益財団法人足利市民文化財団

関連記事