食品加工処理と紙容器充填包装システムの世界的なリーディング・カンパニーで、紙パック業界で多くのシェアを占める日本テトラパックは、8と9の語呂合わせから、8月9日を「ロングライフ紙パックの日」と制定しました。
ロングライフ紙パックを活用して環境にやさしく食品ロスの少ないライフスタイルを
ロングライフ紙パックは、環境負荷も低く、アセプティック(無菌)充填をすることで常温で長期保存もできる特徴があります。ロングライフ紙パックの認知度は約3割と認知は低いですが、スーパーや自動販売機、ネット通販など私たちの身近な飲料製品によく使われています。
注*環境配慮やフードロス削減が世界的な話題となっている昨今、改めてロングライフ紙パックの利点をより多くの人に知ってもらい、環境に配慮した食品ロスの少ないライフスタイルを生活者に届けることを目的として制定いたしました。
注*テトラパック調査 首都圏・中部・関西 18-54歳女性 N=199名
実は馴染み深い「ロングライフ紙パック」
「ロングライフ紙パック」という言葉はあまり耳馴染みがないかもしれませんが、実は身近な飲料製品に使われています。スーパーやコンビニでもよく目にする豆乳や野菜ジュースにもロングライフ紙パックは使われています。
製品の側面や正面に、「常温で保存できます」「常温保存可能品」などの表示が記されているものはどれも「ロングライフ紙パック」の製品です。
普段購入している紙パックの製品が、ロングライフ紙パックなのか、冷蔵が必要なチルド製品の紙パックなのか確認してみると、みなさんのご自宅にもロングライフ紙パック製品がたくさんあるかもしれません。
ここが利点!ロングライフ紙パックの3つの特長
(1) 常温で保存が可能特殊構造の紙素材を使用し、アセプティック技術(無菌充填技術)を用いて、無菌環境下でパック詰めをしているため、開封前は常温で保存することができます。
冷蔵コーナーで販売されることが多い紙パックですが、ネット通販でのケース販売や常温配送も増加しています。
常温で保存ができるため、ロングライフ紙パックは、家庭で食材管理をする際にも便利です。
冷蔵庫の中で保存しなくとも、収納棚で保管ができるため、冷蔵庫の中をスッキリさせることができ、食材管理がしやすくなります。
(2) 保存料がないのに長期保存が可能
アセプティック技術による無菌化や特殊な容器包材の構成により、中身の食品の劣化を防ぐとともに、酸素や光を遮断して色や風味を損なわずに食品の品質を保ちます。そのため保存料を使わずに長期保存が可能です。
例えば開封前の要冷蔵のチルド牛乳は10℃以下の環境で保存できるのは約2~3週間に対し、ロングライフ紙パックの牛乳は、未開封時は常温でも約2~3か月保存が可能です。長期保存ができるため、まとめ買いもしやすく、買い忘れ防止や、買い物回数が減ることでその分、時間を有効活用できます。
ゲリラ豪雨や猛暑日が続きあまり外に出たくない日のためのストック食材としても活用することができます。
(3) 再生可能な資源を使用し環境負荷が低い
ロングライフ紙パックは、原材料の70%以上が再生可能資源を使用しているので環境負荷も低く、FSC(R)認証紙を使用するなど持続可能性にも配慮しています。
また、製品を作り届けるまでの過程でもエコな点があります。
ロングライフ紙パックは直方体なのでデッドスペースがなく収納・積載効率がよく、製品を運ぶ際にも輸送トラックの台数を減らすことができ、輸送にかかるエネルギーや温室効果ガスの排出を抑えることにつながります。
使用後のロングライフ紙パックは、リサイクルが可能です。
また、テトラパックの容器はベルマーク点数としても活用できるので、教育支援にも貢献できます。
