前田道路、建設キャリアアップシステム(CCUS)への積極的な取り組みで、目標超えの就業履歴蓄積数を達成

前田道路株式会社は、建設DXの推進をサポートするコムテックス株式会社と共に、建設キャリアアップシステム(CCUS)における就業履歴蓄積数の目標を達成し、新たなマイルストーンを設定しました。

概要

対象システム:建設キャリアアップシステム(CCUS)
実施企業:前田道路株式会社
サポート企業:コムテックス株式会社
達成数:2023年度上半期で35,500の就業履歴蓄積数
目標超過率:5%
目標:2023年度で68,000の就業履歴蓄積数
システムURL:https://bit.ly/3My7mJn


背景と特長

前田道路とコムテックスは、CCUSの実装において、特に「カードリーダー運用が困難な現場」の課題を解決するため、キャリアリンクシステムを導入しました。このシステムは電話発信での就業履歴登録が可能であり、現場の負担を大幅に軽減します。現場にカードリーダー等の機器の準備が不要なため、移動が多い高速道路やトンネル、橋梁の舗装工事などで特に効果を発揮します。


メリット

キャリアリンクの利用により、技能者は携帯電話を用いて簡単に入退場記録を行うことができます。これにより、就業履歴の正確な蓄積が可能となり、前田道路では2023年度上半期の目標を5%上回る成果を達成しました。


将来の目標

前田道路では、2024年度までに技能者登録率・事業者登録率100%を目指しています。また、電話発信入退場登録システムの利用定着に努めることで、より多くの技能者がCCUSを活用することが期待されます。


さらなる業務効率化

前田道路とコムテックスは、キャリアリンクを通じて得られた就業履歴を建退共電子申請方式へ連携させることも検討しています。これにより、さらなる業務効率化と建設業界全体のDX推進に寄与することを目指しています。


前田道路のCCUSへの取り組みとキャリアリンクの導入は、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーションの優れた事例となっています。これにより、就業履歴の蓄積が容易になり、目標を超える成果を達成しています。今後の更なる技能者登録率の向上と業務効率化の取り組みは、業界全体の発展に大きく貢献することでしょう。


関連リンク:
コムテックス株式会社: https://www.ctx.co.jp/

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