一般社団法人輝実会青山レナセルクリニックは、今般、難治性のED患者に対し、日本で初めて自己脂肪由来幹細胞を陰茎海綿体にダイレクトに注入する「ED再生治療」を本格的に開始します。
中高年の生活習慣病に対する幹細胞治療、陰茎海面体への注入療法を実施
青山レナセルクリニックは、主に二型糖尿病、動脈硬化症など中高年の生活習慣病を中心に、合計8種類の幹細胞を用いた再生医療計画について厚生労働省から正式に認定を受けており、2023年度は約200件の幹細胞治療実績があります。
9件目の承認となる「脂肪由来間葉系幹細胞を用いたED(勃起不全)に対する治療」は、患者自身の体内から抽出した脂肪由来幹細胞を培養し、1回あたり5000万セルを陰茎海綿体に極細針で注入する治療で、痛みは殆どなく、患者自身の細胞を使用するため免疫拒絶のリスクが無い安全性の高い治療法です。
幹細胞の陰茎海面体への注入によるED治療は、現時点で日本では本格的に提供しているクリニックは存在しないものの、海外では臨床研究が活発に行われており、改善が極めて困難とされる重度の糖尿病患者や前立腺全摘出手術後の患者、ぺロニー病などの難病患者らに対する目覚ましい改善事例が多数報告されています。
青山レナセルクリニックは、糖尿病再生医療において国内随一の臨床実績を有しており、同疾患をはじめとする中高年の生活習慣病に対する幹細胞治療に注力する過程で、これらの患者の大半がEDを併発している事実に直面しました。
そのため、糖尿病などの基礎疾患に対する幹細胞の点滴治療と併せて、独自に作製している幹細胞培養上清エクソソームの陰茎海面体への注入を行ったところ、多くの患者に顕著な改善が認められたことから、今般、幹細胞そのものの注入療法に踏み切りました。
必要に応じて糖尿病などの基礎疾患の改善も同時に行うことで、勃起薬をはじめとする既存の一過性の対処療法と異なり、患者自身の細胞の力によるEDの根治を目指しており、海外の臨床でエビデンスが確立している糖尿病をはじめとする生活習慣病患者や前立腺摘出手術後の患者に加え、狭心症や心筋梗塞など心疾患を有するためリスクの高い薬剤の服用が困難な患者も対象としています。