高齢者の自動車運転:現状と意識の変遷について

MS&ADインターリスク総研が、高齢者を対象に行った自動車運転に関するアンケート調査の結果を公開しました。

概要

調査対象:全国の日常的に自動車を運転している1,000人
調査実施期間:2024年11月
詳細URL:https://rm-navi.com/
主な結果:
(1)高齢者の自動車運転に対する自信は高まる傾向
(2)運転に対する自信の度合いに性別差
(3)高齢者が最も不安を感じる運転状況は「夜間」、「狭い道路」、「降雨時」

高齢者の自動車運転への自信

本調査で明らかになった一つ目のポイントは、自動車運転に対する自信が高齢になるごとに増していくということです。2021年の調査でも同様の傾向が見られ、75~79歳の男性では78.7%が「自信がある」と回答しています。一方、同年代の女性では44.0%と30ポイント以上の開きが見られました。

運転時の不安状況について

また、一般的に運転時に不安を感じる状況として、「夜間(暗い状況)」、「狭い道路」、「降雨時」の3つが上位に挙げられました。「不安を感じることはない」と回答した人は全体の4.9%で、最も少ない結果となりました。しかしこの値は、回答者の年齢が上がるにつれて減少し、高齢者ほど「不安に感じる」ことが多い傾向にあります。

まとめ

MS&ADインターリスク総研が行った高齢者を対象とした自動車運転に関する調査からは、高齢者の運転に対する自信や不安感の度合いについて貴重なインサイトを得ることが出来ました。これらの結果を元に、今後の交通安全策の推進や、適切な運転環境の整備に生かしていくことが期待されます。

関連リンク

MS&ADインターリスク総研株式会社公式サイト:https://www.irric.co.jp/

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