医師たちの気候変動啓発プロジェクトと東京科学大学 未来社会創成研究院が、昨年の夏における子どもの外遊びの実態と温暖化の影響について調査を行いました。
調査の背景と概要
昨年の夏は記録的な高温が続き、子どもたちの外遊びに影響を与えました。医師たちの気候変動啓発プロジェクトと東京科学大学 未来社会創成研究院は、3〜9歳の子どもを持つ全国の親800人を対象に調査を実施。親の感じる温暖化の影響とその対策について明らかにしました。調査結果の詳細は次のとおりです。
調査結果
調査結果から、親の7割が子どもの外遊びを望む一方で、実際にはテレビや動画視聴が最多であることがわかりました。その原因の一つとして、77%の親が「暑すぎたから」と回答しました。また、家庭での対策に限界を感じる声も多く、7割以上の親が昨夏の暑さを異常と感じ、社会的な対策の必要性を訴えていました。調査結果のコメント
調査にコメントを寄せた藤原武男氏(東京科学大学 未来社会創成研究院)と江守正多氏(東京大学 未来ビジョン研究センター)は、子どもの健康と温暖化との間に深刻な関連性が存在すると指摘。社会全体で温暖化を抑制する政策が必要であり、この問題を次世代に先送りすることはできないとの見解を示しました。調査概要
調査名称:夏の暑さによる子どもの外遊びの変化に関する実態調査調査対象:3〜9歳の子どもを持つ親 800名
調査地域:全国
調査期間:2025年6月20日〜23日
調査方法:インターネット調査
有効回答数:800名