リアルワールドデータ株式会社(以下、RWD)が、医療法人徳洲会および徳洲会インフォメーションシステム株式会社とともに製造販売後データベース調査「HYBPMS(R)」による業務提携を行ったことを発表しました。
業務提携の背景と概要
医薬品の製造販売後調査の一つの手法として、医療情報データベースを活用する製造販売後データベース調査が2018年より採用可能となっていますが、電子カルテデータやDPCデータだけでは評価に必要なアウトカム情報が不足するなどの課題から、その利用は限定的という状況が続いていました。しかし、RWDは、これらの既存医療データで不足する項目のみに収集対象を絞ることで臨床現場の負担を軽減する、追加データ収集型の製造販売後データベース調査「HYBPMS(R)」を展開しています。今回の業務提携により、日本最大の医療グループである医療法人徳洲会の84の医療機関で調査協力施設を速やかに組み入れることが可能になりました。これにより、TISが一元管理する徳洲会のデータを信頼性高く利用できるようになります。
追加データ収集型製造販売後データベース調査「HYBPMS(R)」について
DPCデータや電子カルテデータなどの既存医療データの利用に加えて、既存医療データで不足する項目を追加で収集し、組み合わせることで製造販売後DB調査を実施する手法です。既存医療データを有効活用することにより、臨床現場で医師が入力する項目が最小化され、入力負荷の軽減につながっています。詳細はこちら:https://rwdata.co.jp/pharmaceutical/リアルワールドデータ株式会社、株式会社JMDC、徳洲会について
リアルワールドデータ株式会社は、疫学的アプローチを用いて医療の進歩に貢献する「ライフコースデータベース」を構築してきました。2022年よりJMDCグループに参画し、電子カルテなどの診療データを集約、活用して全ての人が理想的なデータインフラにアクセスできる社会の実現に取り組んでいます。詳細はこちら:https://rwdata.co.jp/株式会社JMDCは医療ビッグデータ業界のパイオニアとして2002年に設立、匿名化処理技術とデータ分析集計技術を有し、医療データと解析力で健康社会の実現に取り組んでいます。詳細はこちら:https://www.jmdc.co.jp/
また、徳洲会は日本最大の医療グループとして84の医療機関を運営しており、今回の提携によりRWDによる調査協力施設として参画することになりました。