
AIを活用した栽培支援プラットフォーム「e-kakashi」が、三井住友トラスト・インベストメント株式会社及びSBI新生企業投資株式会社が運営するサーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブ1号投資事業有限責任組合とアグリビジネス投資育成株式会社から総額2億円の出資を受けることとなったことを発表します。
概要
投資主体:サーキュラーエコノミー・ネイチャーポジティブ1号投資事業有限責任組合、アグリビジネス投資育成株式会社出資総額:2億円
「e-kakashi」の技術と効果
「e-kakashi」は、AIを活用し、現場の環境データや気象データ、生育記録などを統合的に分析することで、生産者に対し科学的な情報提供を行います。その分析結果を栽培判断のアシストツールとして活用することで、生産者がこれまで経験的に行ってきた栽培判断を補完します。「e-kakashi」は、生産者が既に使用している計測機器や環境制御装置で取得したデータをそのまま活用でき、新たな設備投資を最小限に抑えた導入が可能です。
また、「e-kakashi」を導入した生産者は、科学的なデータに基づいた栽培判断により、初年度から大幅な増収や品質向上を実現するなどの実績があります。
出資による取り組みと今後の展望
今回の出資により、「e-kakashi」は、アルゴリズムの強化、予測モデルの高度化、ユーザー体験の向上などの活動を一段と加速し、農業の未来を支える技術開発を推進します。さらに、地域農業やJA、自治体、研究機関との連携を深め、データに基づく栽培指導や地域の農業課題解決に向けた新たな価値創造にも取り組んでいきます。
グリーンは、経験に植物科学と先端技術を組み合わせた農業の未来をつくり、その仕組みを国内外へ広く社会実装していくことを目指します。