株式会社スプラウトが展開する、食品工場・スーパー・物流業界向けの外国人人材派遣サービスへの新規問い合わせ件数が、2026年5月時点で前年同期比2.9倍を記録しました。
概要
株式会社スプラウトは、食品工場、スーパー、物流業界向けの外国人人材派遣サービスにおいて、新規問い合わせ件数が前年同期比2.9倍となるなど、需要が急増しています。これは、特定技能外国人の受け入れ上限到達や、スキマバイトによる現場の教育負担増といった背景から、企業が長期定着型の外国人材を求める動きが強まっているためです。同社はミャンマー、モンゴル、スリランカを中心とした人材の長期継続型派遣を強化しています。
新規問い合わせ件数:前年同期比2.9倍(2026年5月時点、自社調べ)
対象業界:食品工場、スーパー、物流
中心となる派遣国:ミャンマー、モンゴル、スリランカ
平均請求単価:1,863円/時
厚生労働省調査の業界平均:3,282円/時
人手不足と定着課題の深刻化
厚生労働省の推計によると、2025年には日本国内の外国人労働者数が約240万人に達し、過去最多を更新する見込みです。一方で、飲食分野では特定技能外国人の受け入れ上限に達し、飲食、物流、食品加工業界を中心に人材獲得競争が激化しています。帝国データバンクの調査では、2024年の「人手不足倒産」は300件を超え、過去最多水準となっています。特にスーパー、食品工場、物流倉庫では、「採用しても定着しない」という課題が深刻化しています。
参考:厚生労働省 外国人労働者雇用状況: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68794.html
参考:帝国データバンク 人手不足倒産の動向調査: https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250404-laborshortage-br24fy/
長期定着型人材へのシフトとスプラウトの強み
2026年5月までの期間、スプラウトへの外国人派遣依頼件数は前年同期比2.9倍に増加しており、特に食品スーパー、総菜工場、物流センターからの相談が増加しています。同社の派遣社員構成比の91%が外国人材であり、ミャンマー、モンゴル、スリランカを中心に人材を供給しています。平均請求単価が業界平均を大幅に下回る1,863円/時であることも強みです。企業からは、「日本人の採用が困難な早朝・土日シフトを安定して充足できる」「毎回教育する必要がなくなった」といった声が寄せられています。
デパート系スーパーでは、導入当初2名だった派遣人数が50名超に拡大した事例もあり、「長く働ける外国人材を探したい」「固定メンバー化したい」という相談が増加しています。特に食品工場・スーパーでは、“スキマバイト疲れ”から長期継続派遣へ切り替える企業が増加傾向にあります。
外国人“長期継続派遣”に特化した独自モデル
株式会社スプラウトの外国人派遣サービスは、食品工場、スーパー、物流、ホテルバックヤード業務などに特化した長期継続型派遣サービスです。ミャンマー、モンゴル、スリランカの3カ国に絞った独自の採用活動を行い、日本との文化的親和性を重視しています。また、独自の「外国人メンター制度」を導入し、日本での生活支援、在留資格相談、職場定着支援までを一貫して実施しています。各国言語のマニュアル作成や日本語能力確認、現場フォローなども組み合わせ、受け入れ企業側の負担軽減を図っています。
労働力不足時代を見据えた事業展開
パーソル総合研究所の推計によると、2035年には日本で約384万人規模の労働力不足が発生すると予測されています。株式会社スプラウトでは、今後3年間で外国人派遣登録人数を現在の2倍に拡大する計画です。さらに、物流、ホテル、ドラッグストア分野への進出強化や、外国人メンター制度を活用した「定着支援型派遣」の全国展開を目指しています。「単なる人員補充ではなく、日本社会の労働インフラを支える存在を目指す」というビジョンを掲げています。
参考:パーソル総合研究所 労働市場の未来推計: https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/spe/roudou2035/
関連リンク
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_68794.html
https://www.tdb.co.jp/report/economic/20250404-laborshortage-br24fy/