ヒロテックが廃竹材から石炭コークス並みのバイオ成型炭を開発

自動車部品メーカーのヒロテックが、近畿大学工学部との共同研究により、広島県内の牡蠣養殖で排出される廃竹を主原料とした高密度なバイオ成型炭の試作実証に成功しました。

廃竹の資源化と脱炭素への貢献

広島県は牡蠣の主要な産地であり、養殖に使用される竹製の牡蠣いかだが耐用年数を迎えた後の廃竹処理が環境課題となってきました。年間約5,000トンにのぼる廃竹は、その多くが野焼きで処分されており、Co2排出などの影響が指摘されています。ヒロテック(運営:株式会社ヒロテック)は、自動車部品事業で培ったプレス成形技術を応用し、この廃竹を主原料とした「バイオ成型炭」の開発に着手しました。
本プロジェクトは、社内新規事業プログラム「ヒロチャレ」の第1号案件として推進されており、既存の石炭設備へそのまま投入可能な性能を目指しています。石炭コークスに匹敵する発熱量と高密度を実現し、燃焼炉の腐食原因となるカリウム・塩素・ナトリウムを大幅に削減した点が特徴です。

実証実験と今後の事業化

2026年2月から3月にかけて実施された共同試験では、廃牡蠣いかだ由来の竹炭と廃材バインダーを主原料とし、プレス成形技術を用いてφ60mm × L40mmの円筒形状のテストピースを製造しました。近畿大学工学部にて材料特性や機械特性の詳細な評価が行われ、2026年4月末に完了しています。今後は燃焼用石炭への添加剤としての活用を見込み、2026年末までの商品化を目指します。

まとめ

ヒロテックは、本事業を通じて地域資源の循環と環境負荷低減を図り、発電事業者や素材産業に向けた脱炭素ソリューションとしての展開を推進していきます。

関連リンク

https://www.hirotec.co.jp/
https://www.kindai.ac.jp/meikan/484-shiraishi-kouhei.html
https://www.kindai.ac.jp/meikan/933-ida-tamio.html
https://www.kindai.ac.jp/engineering/
https://www.kindai.ac.jp/bio-coke/

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