
工学院大学の松田靖弘教授が、ポリ乳酸を用いて加熱・冷却・浸漬のシンプルな工程でヒドロゲルを作製する技術を開発しました。
新技術の概要と特徴
工学院大学(所在地:東京都新宿区/八王子市)の松田靖弘教授(応用化学科)は、生体親和性の高いポリ乳酸を活用し、簡便にヒドロゲルを作製できる新技術を確立しました。従来の製法では、他の単量体との共重合や、ゲル化における精密な濃度・温度制御といった複雑な工程が必要となる課題がありましたが、本技術は加熱・溶解後に冷却し、水に浸漬させるだけで製造可能です。ポリ乳酸のみを使用するため、生体親和性を十分に活かせる点も大きな特徴です。
産業応用への展望と展示会
冷却条件を調整することでヒドロゲルの構造や物性を制御できるため、用途に応じた材料設計が可能です。今後は医療用ゲル材料や化粧品、土壌保水ゲルなど、幅広い分野での活用が期待されています。本技術の最新成果については、以下のイベントで紹介される予定です。
■JST新技術説明会
日時:2026年7月9日(木)9:55-11:55
開催場所:オンライン開催
主催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)、工学院大学
参加料:無料
事前申込:必要
■大学見本市2026~イノベーションジャパン
日時:2026年8月27日(木)・28日(金)10:00-17:00
開催場所:東京ビッグサイト 南展示棟 南1ホール
主催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
参加料:無料
事前申込:必要 ※7月中旬頃より受付開始予定
特許情報
発明の名称:ポリ乳酸ゲルの製造方法及びポリ乳酸ゲル
発明者:松田 靖弘、田村 海斗
出願人:学校法人 工学院大学
出願番号:特願 2025-077950
まとめ
ポリ乳酸のみを用いた簡便なヒドロゲル作製技術により、材料設計の効率化と多用途な展開が期待されます。最新の研究成果は、7月および8月に開催されるJST主催の技術説明会や大学見本市を通じて企業へ発信されます。