災害後の悪質な訪問勧誘に注意、全日本瓦工事業連盟が提言

全日本瓦工事業連盟が、地震などの災害に便乗した瓦屋根修理の悪質な訪問勧誘に対し注意を呼びかけています。

災害時の屋根修理における注意喚起

災害発生後、被災者の切実な気持ちに乗じて、稚拙な技術や高額請求を行う悪質業者が訪問勧誘を行うケースが多数発生しています。東日本大震災や令和元年房総半島台風の際にも、修理を急ぐあまり悪質な業者に依頼して2次被害に遭った事例が確認されています。加盟事業所では順番に修理を行っていますが、人手不足によりお時間をいただく状況です。不審な高額修理の勧誘には十分注意してください。

被災地で横行する悪質業者の手口

瓦施工を装う悪質業者は、言葉巧みに修理依頼へ誘導し、損害を与えることがあります。主な事例として、施工不良や不適切な材料の使用、虚偽の説明、工事の遅延や未完成、不正な料金請求、保証やアフターサービスの欠如などが挙げられます。

瓦屋根の安全性とガイドライン工法

報道で古い家屋の倒壊映像が繰り返されることで瓦屋根が危険であると誤認されがちですが、実際には建物の躯体が脆弱であれば屋根材の種類を問わず倒壊や飛散のリスクがあります。連盟では平成13年より、釘やビスで瓦を全数留め付ける「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン(瓦ガイドライン工法)」を制定し、家屋を守る活動を続けてきました。令和4年1月の告示109号改正により、新築における同工法による施工は法的な基準となっており、正しく施工された屋根は災害に対して高い安全性を備えています。

コーキング施工に関する注意

「ズレた瓦をコーキング(シーリング)で固定する」という提案には注意が必要です。コーキングは本来気密や防水のための材料であり、瓦の固定には適しておらず、過度な密閉は雨漏りの原因となる恐れがあります。耐震・耐風性能を確保するためには、釘やビスによる適切な緊結が不可欠です。リフォーム検討時は、固定方法の内容を必ず確認してください。

まとめ

災害時の屋根修理は、信頼できる専門業者に依頼することが重要です。悪質な訪問勧誘には応じず、適切な工法による施工であるかを十分に確認してください。

会社概要

名称:一般社団法人全日本瓦工事業連盟
所在地:東京都千代田区神田三崎町3-6-4
理事長:神谷 泰光
設立:昭和52年9月社団法人設立(平成24年4月1日付けにて一般社団法人に移行)
所管:内閣府および国土交通省

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