
トラタニは、睡眠中の呼吸データの解析を通じ、呼吸の乱れが体内環境の最上流を不安定化させ、健康維持の努力が成果につながりにくい根本原因であることを明らかにしました。
睡眠中の呼吸が体内環境を左右するメカニズム
従来の健康づくりは食事や運動、生活習慣といった中流の対策が中心でしたが、これらの努力だけでは不調が改善しないケースが増えています。トラタニがテレメトリー式生体信号測定装置「ResMo」を用いて睡眠中の呼吸データを解析した結果、呼吸の浅さや短い呼気時間、胸郭の低可動性といった構造的な変化が、自律神経や酸素供給、微小循環を同時に乱す上流リスクであることが判明しました。これらは脳波中心の従来の睡眠学では捉えきれなかった新しい知見であり、体内環境が整っていない状態では、どれほど良い食事や運動を取り入れても体はその効果を十分に発揮できません。
生理学が示す健康の最上流
生理学の視点では、呼吸、自律神経、微小循環、細胞環境の4つが健康を左右する最上流の要因とされています。これらは食事よりも前に働く命のソフトウェアであり、この基盤が乱れていると、血液や内臓といったハードウェアも正常に機能しません。調査では、呼吸が深くなる環境下では呼吸回数の減少や呼気時間の延長、酸素バランスの安定、自律神経の整いやすさといった変化が見られました。一方で、健康診断の数値に問題がなくても体調不良が続くのは、血液検査などでは体調そのものや体内環境の総合状態を数値化できないという構造的な限界があるためです。
まとめ
健康の土台は、食事や生活習慣といった中流の対策のさらに上流にある「呼吸・自律神経・微小循環」のバランスによって形作られます。トラタニは、アパレル設計で培った立体構造技術を応用し、呼吸の質を高める物理学的なアプローチを通じて体内環境の改善を研究しています。