からだ元気治療院が、高齢化に伴う訪問施術のニーズ増大に応えるため、DXを活用した情報共有体制と施術品質の向上に取り組んでいます。
訪問施術のニーズと背景
高齢化が進行する中、通院が困難な高齢者や身体障がい者の自宅および介護施設へ国家資格者が訪問し、リハビリや機能訓練、鍼灸・マッサージを提供する訪問型サービスの重要性が高まっています。総務省の人口推計によると、日本の65歳以上人口は約3,600万人、75歳以上人口は約2,200万人に達しており、厚生労働省が推進する「地域包括ケアシステム」の一環として、在宅での医療・介護・生活支援の一体的な提供が求められています。
訪問施術数とDXによる見守り
からだ元気治療院では、訪問施術数が毎年約110%増で推移しています。利用者は脳梗塞後遺症やパーキンソン病、変形性膝関節症などを抱える高齢者が中心です。施術スタッフが定期的に訪問することで、身体機能の維持・改善を支援するだけでなく、生活状況や体調の変化を把握し、家族や介護・医療関係者へ共有する見守り役も担っています。施術記録や身体状況はデジタル化されており、継続的な情報共有による連携強化が図られています。
施術品質を支えるDX施策
同社は、業界初となる取り組みとして、施術の成功事例を動画で共有する「からだ元気データベース」を運用しています。傷病名や症状名から手技を検索・閲覧できるため、地域や担当者による施術品質のばらつきを抑えることが可能です。さらに、運営に関する疑問に即時回答するAIチャットボット「からだ元気AIサポート」も導入しました。この仕組みでは、AIが内容に応じて音声や動画で指導を行うほか、スタッフが必要な研修コンテンツやツールへ速やかに到達できる環境を整えています。今後も複数のDX施策を通じて、現場の支援とサービス品質の向上を図ります。
まとめ
からだ元気治療院は、DXを活用した情報共有とノウハウのデータベース化により、訪問施術の品質向上と見守り体制の強化を実現し、高齢者の在宅生活を支えています。