
OceanWingsは、固定式および傾倒式硬翼帆の設計が幅広いサイズに対応可能であるとして、日本海事協会から基本承認(AiP)の拡大を取得しました。
基本承認の拡大と技術の適用範囲
OceanWingsは、ハンブルクで開催されたSMMにおいて、固定式硬翼帆「Rigid Fixed(RF)」および傾倒式硬翼帆「Rigid Tiltable(RT)」を対象とした基本承認(AiP)の範囲拡大を日本海事協会から受けました。2025年に取得した最初のAiPでは、翼面積363平方メートル、スパン38メートルのウイングに限定されていましたが、今回の承認により、同社が掲げる中核の設計原則をより広範なサイズのウイングに適用可能であることが確認されました。
現在、製品ポートフォリオには翼面積最大407平方メートル、スパン42メートルのウイングセイルが含まれています。今回の承認を通じて、より大型の船舶や多様な運航条件を見据え、技術のさらなる大型化が認められました。
業界への影響と今後の展望
今回のAiP拡大により、船主や造船所、船舶設計者は、個別の船舶要件に応じた最適なサイズや構成をより確信を持って評価できるようになります。これにより、新造船および既存船の改造プロジェクトにおいて、風力推進技術を初期段階から柔軟に組み込むことが可能となりました。OceanWingsは、今回の節目を技術認証および産業化ロードマップにおける重要な進歩と位置づけ、海運業界への風力補助推進技術の導入を加速させる方針です。
まとめ
OceanWingsの硬翼帆技術は、日本海事協会によるAiPの範囲拡大により、幅広い船舶サイズに対応できることが証明されました。今後、より持続可能な海運を目指し、多様なニーズに応じた風力補助推進システムの導入が進む見通しです。