Edge AIを活用した特殊詐欺電話のリアルタイム検知技術を検証

Edge AIでの特殊詐欺電話検知PoCが、マクニカとElithにより国内で初めて実施されました。

PoCの概要と評価結果

マクニカとElithは、固定電話環境における特殊詐欺被害の未然防止を目指し、端末側でAI推論を行うEdge AIを用いた実証実験(PoC)を行いました。Broadcom社のNPUを搭載したPON MAC SoC評価ボードを活用し、リアルタイムでの詐欺検知技術の検証を進めています。

評価においては、おれおれ詐欺や公的機関をかたる詐欺など、複数の特殊詐欺シナリオおよび一般会話を用いて検証を実施しました。その結果、構築した評価環境において90%以上の判定精度を確認しています。
※本結果はPoC環境における評価結果であり、実際の利用環境、通話品質、会話内容その他の条件により性能は異なる場合があります。

本ソリューションの特徴

本ソリューションは、ホームゲートウェイ等の端末側でAI推論処理を完結させる点が最大の特徴です。主な特徴は以下の通りです。

・リアルタイム検知:NPUによる効率的な推論処理により、通話内容を解析して詐欺の兆候を即座に検出します
・プライバシー保護:音声データを外部サーバーへ送信せず端末内で処理するため、情報漏えいリスクを低減します
・運用コストの低減:クラウド利用料を抑えた構成により、導入しやすい運用を実現します
・既存対策の補完:電話番号情報に頼らない会話内容の解析により、より高度な詐欺対策を可能にします

今後の展望

両社は今回のPoCで得た知見を活かし、AIモデルの性能向上や評価シナリオの拡充を図ります。今後は通信事業者や通信機器メーカーと連携し、実際の利用環境を想定した検証を通じて、安心・安全な通信環境の実現を目指します。

まとめ

マクニカとElithは、Edge AIによるリアルタイム詐欺検知の有効性を実証しました。今後も実装に向けた検討を進め、特殊詐欺被害の未然防止に貢献します。

関連リンク

https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/260605/01.html
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/assets/img/new-topics/detail/260605/01/01.pdf
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/assets/img/new-topics/detail/260605/01/02.pdf
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban18_01000288.html
https://www.soumu.go.jp/main_content/001084332.pdf
https://elith.ai

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