
β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キットが、2026年9月15日付で米国特許を取得しました。
米国特許取得の概要
東栄新薬が東京薬科大学薬学部免疫学教室との共同研究により開発したβ-グルカン測定技術について、米国特許が発行されました。これにより、同社が日本国内で取得済みのβ-グルカン測定に関連する特許3件すべてにおいて、米国での権利化が完了しました。なお、本技術については中国でも出願しており、2026年9月1日付で特許権付与に向けた登録手続の通知を受領し、現在手続を進めています。
米国特許番号:US 12,736,534 B2
発行日:2026年9月15日
発明の名称:β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キット
特許権者:東栄新薬株式会社
日本の対応特許:特許第7632898号(2025年2月10日登録)
技術の活用と今後の展望
本技術は、分割したレポータータンパク質を活用し、β-1,6-分岐β-1,3-グルカンおよびβ-1,3-グルカンを検出・定量するものです。検体中の対象グルカンに結合する融合タンパク質によってレポータータンパク質が再構成され、その量を測定する仕組みです。今後は真菌症の診断キット開発や、露地栽培アガリクスKA21などのサプリメントにおける品質評価、およびβ-グルカンの作用メカニズム解明に向けた研究への応用が期待されています。
東栄新薬はアガリクス専門研究メーカーとして、今後も測定技術の向上と科学的基盤の構築に注力します。なお、中国での特許権発効時には改めて発表する予定です。
β-グルカン測定に関する特許一覧
東栄新薬が日本と米国で取得済みの特許技術は以下の3件です。
・β-グルカン結合タンパク質、β-グルカン検出キット、人工DNAおよび細菌:日本 特許第6966756号(2021年10月26日登録)/米国 US 11,542,307 B2(2023年1月3日発行)
・β-1,6-グルカナーゼ変異体とβ-1,6-グルカンの測定方法:日本 特許第7052967号(2022年4月4日登録)/米国 US 11,479,803 B2(2022年10月25日発行)
・β-1,6-分岐β-1,3-グルカンまたはβ-1,3-グルカンの検出・定量方法および検出・定量キット:日本 特許第7632898号(2025年2月10日登録)/米国 US 12,736,534 B2(2026年9月15日発行)
まとめ
東栄新薬は、独自のβ-グルカン測定技術について米国特許を取得しました。この成果により、アガリクスおよびβ-グルカン研究における国際的な科学的基盤がさらに強化されます。