株式会社アンチエイジング・プロは、関西福祉科学大学と順天堂大学の研究グループと共に行ったヒト臨床試験において、豆由来フェリチン鉄が月経後の鉄不足状態からの回復に有効であることを証明しました。この臨床試験結果は、オンライン科学雑誌「Functional Foods in Health and Disease」に掲載されました。
臨床研究の背景
月経を持つ女性は、鉄の不足に陥りやすく、日本では成人女性の鉄摂取量が推奨量に達していない状況があります。内田らの調査では、調査対象女性の約半数が鉄欠乏もしくは潜在的鉄欠乏(隠れ貧血)であることが示されています。豆由来フェリチン鉄は、その高い吸収率や生物学的利用能により、新たな鉄供給源として期待されていますが、その有効性に関する臨床データは不足していました。臨床研究の内容と結果
- 試験対象: 月経により低ヘモグロビン状態になっている日本人女性(平均年齢33.6歳)
- 摂取期間: 月経直後から9週間
- 摂取量: 1日あたり5mgの鉄(5週間目まで)、その後1日あたり10mgの鉄(6週間目から9週間目)