「ふぞろい」こそ、食卓の主役に――GREENデリバリーが描く“がまんしない”未来

「形がふぞろい」というだけで、野菜が捨てられてしまう現実。 私がこの話題に触れたとき、まず感じたのは「もったいない」という素朴な気持ちでした。けれど、よく考えてみると、これは私たちの食卓や社会全体の“当たり前”を問い直すきっかけになるのではないか――そんな予感も抱きました。

GREENデリバリー――「食べられるのに捨てられる」を変える挑戦

東京都墨田区に拠点を置く株式会社まるごとが手がける『GREENデリバリー』は、規格外や形がふぞろいなだけで市場に出回らず、廃棄されてしまう国産野菜を定期的に届けてくれるサブスクリプションサービスです。
このサービスが今、さらなる拡大を目指してクラウドファンディングをスタート。開始からわずか1週間で多くの応援が集まっているというのも、社会の関心の高さを物語っています。

なぜ、ふぞろいな野菜が捨てられるのか?

日本では年間数百万トンもの食品が廃棄され、その6%が野菜。しかも、その多くが「見た目」だけで行き場を失っているのです。
私たち消費者も、スーパーで「きれいな野菜」を選ぶことが当たり前になっていませんか?でも、味や栄養は変わらない。むしろ、個性的な形の野菜には、農家さんの苦労や自然の力強さが詰まっているように思えます。

サービスの特徴とリターン――「がまんしない食卓」への一歩

今回のクラウドファンディングでは、支援者へのリターン(返礼品)もユニーク。
私が注目したのは、次の3つです:
ふぞろい野菜セット(6ヶ月/1年分コース)
新鮮な野菜が定期的に届くので、スーパーの価格変動に振り回されず、安心して食卓を彩れます。数量限定で「超万能調味料 UMAの素」もセットに。これ、どんな野菜も美味しくしてくれると評判だそうです。
アウトドア体験プラン(BBQ・サウナ付きキャンプ)
千葉の山で、届いた野菜をその場で味わう体験。野菜の本当の美味しさを、自然の中で再発見できそうです。
企業向けリターン(社名掲載・経営方針会議参加権)
食品ロス削減やサステナビリティに関心のある企業には、活動に深く関わるチャンス。社会貢献とブランディングを両立できるのは魅力的です。

価格やコスパについて

野菜1年分のコースは、スーパーで買うよりも割安になる場合も。何より、廃棄されるはずだった野菜を救うという“価値”が、価格以上の満足感をもたらしてくれるはずです。

購入・支援方法――「応援したい」気持ちを形に

支援はREADYFORのプロジェクトページ(こちら)から。
リターンの種類や数量限定プランもあるので、気になる方は早めのチェックがおすすめです。
「自分にできることは小さいかもしれない」と思うかもしれません。でも、ひとつの支援が、ふぞろい野菜の未来を変える大きな一歩になるかもしれません。

まるごと――食品ロス削減の新しい担い手

株式会社まるごとは、2025年設立の新しい会社ですが、**「食品ロス削減」「地域循環型プロジェクト」**という現代社会の課題に真正面から挑んでいます。
今後の活動やサービス拡充にも注目したいところ。
詳しい情報や最新の動きは、READYFORのプロジェクトページで随時発信されています。
「がまんしない食卓」を、あなたも一緒に実現しませんか?
ふぞろいな野菜が、食卓の主役になる日。その第一歩を、私たち自身の手で踏み出せるチャンスです。

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