
株式会社日経BPコンサルティングが発表した「Webブランド調査2026-春夏」によると、国内500サイトを対象とした評価で「楽天市場」が総合ランキングの首位を獲得しました。また、インターネット専業企業を除く一般企業編では「マクドナルド公式サイト」がトップとなりました。
調査概要
株式会社日経BPコンサルティングは、3万人以上のネットユーザーが国内500のサイトを評価する「Webブランド調査2026-春夏」の結果をまとめ、2026年6月19日に調査報告書を発行・発売しました。本調査は、Webサイトのリニューアル効果や製品・サービスへの関心、企業の好感度への影響等を明らかにする目的で行われています。報告書は年に2度、6月と12月に発行されています。
Webブランド調査2026-春夏:調査結果のポイント
本調査では、Webサイトのブランド力を測定し、企業や団体のWebにおけるブランド・コミュニケーション戦略の成果を定点観測しています。調査対象は全国、20歳以上のインターネット・ユーザー35,904件で、企業や団体が運営する日本の主要500サイトが対象となりました。調査実施期間は2026年4月10日(金)~22日(水)です。
概要
調査目的:Webサイトのブランド力を測定し、企業や団体のWebにおけるブランド・コミュニケーション戦略の成果を定点観測する
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国、20歳以上のインターネット・ユーザー (日経BPコンサルティングの提携調査会社の調査モニター)
有効回答数:35,904件
調査対象ブランド:企業や団体が運営する日本の主要500サイト
調査実施期間:2026年4月10日(金)~22日(水)
調査企画・実施:株式会社日経BPコンサルティング
総合ランキング:楽天市場が首位、Yahoo! JAPAN、Googleが続く
総合ランキング第1位は「楽天市場」で、Webブランド指数(WBI)は110.8ポイントとなり、前回(2025-秋冬)の第2位から順位を上げました。WBIを構成する6つの個別評価指標のうち、サイトの使い勝手を評価する「行動喚起」で500サイト中第1位のスコアを獲得しました。これは、バナー広告や会員向けメール、ダイレクトメール等からのサイト訪問が多く、サイトへのアクセスを促す施策・導線が広く整備されていることから、一般生活者にとって、日常生活に密着したWebサイトとして認識されているためと考えられます。
第2位は前回第4位の「Yahoo! JAPAN」、第3位は「Google」となりました。
一般企業サイト編:マクドナルド公式サイトが首位を獲得
一般企業サイト(インターネット専業企業サイトを除く)のトップ3は、「マクドナルド公式サイト」「ミスタードーナツ」「ローソン」となりました。「マクドナルド公式サイト」は、6つの個別指標全てでスコアが上昇し、WBIが一般企業サイトでトップとなりました。特に「サイト・ユーザビリティ」のスコアは79.6ポイントと高評価を獲得し、全体で第4位でした。第2位の「ミスタードーナツ」も、6つの個別指標全てでスコアが上昇しました。第3位の「ローソン」は、前回一般企業で第1位でしたが、今回は第3位となりました。
スコア上昇サイト:ポッカサッポロフード&ビバレッジ、dメニュー、楽天銀行がトップ3
前回から今回にかけてスコアが大きく上昇したサイトのトップ3は、「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」「dメニュー」「楽天銀行」となりました。「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」は前回から15.0ポイント増の65.7ポイントで、順位を前回第202位から第30位に上げました。特に「態度変容:企業活動」は、前回から43.6ポイント増の80.0ポイントで、順位を第467位から第4位と大きく伸ばしました。
「dメニュー」は13.9ポイント増の55.8ポイントで、順位を前回第399位から第112位に上げました。サービス終了となった前回「goo」が今回「dメニュー」に引き継がれたことによって、より消費者と密接なサイトと認識されたようです。
「楽天銀行」は、13.7ポイント増の72.5ポイントで、順位を前回第72位から第13位に上げました。6つの個別項目が全て上昇し、特に「態度変容:企業活動」が23.7ポイント増の68.4ポイント、「サイト・ユーザビリティ」が13.1ポイント増の61.5ポイントと高評価を獲得しました。
「態度変容:企業活動」トップ3:Oisix、トヨタ自動車 公式企業サイト、パナソニック ホールディングス
企業理念やサステナビリティなど、企業としての取り組み発信を強化する傾向が見られる中、「態度変容:企業活動」で高いスコアを獲得したサイトのトップ3は、「Oisix(おいしっくす)」「トヨタ自動車 公式企業サイト」「パナソニック ホールディングス」となりました。「Oisix(おいしっくす)」は、「運営主の事業活動・技術や取り組みが理解できた」の得票率が500サイト中で第1位となり、企業に対する信頼形成だけでなく、将来的な期待の高さもうかがえます。「トヨタ自動車 公式企業サイト」は、「運営主の事業活動・技術や取り組みに関心を持った」の得票率が500サイト中で第1位となりました。
近年、企業サイトには商品・サービス情報の提供に加え、企業の理念や社会課題への取り組み、研究開発、人的資本など、企業価値を伝える情報発信の役割がますます求められています。一般生活者は企業の事業活動や技術、社会への取り組みに対して高い関心を寄せており、企業サイトが企業理解やブランド形成における重要な接点となっていることがうかがえます。
まとめ
「Webブランド調査2026-春夏」の結果、「楽天市場」が総合首位、「マクドナルド公式サイト」が一般企業編トップとなりました。スコア上昇サイトや企業活動への理解・関心を示す指標では、各社の取り組みが評価されていることが示されました。
関連リンク
https://consult.nikkeibp.co.jp/branding/solutions/web-brand/