
Kトラストの竹内祐樹は、情報漏洩後の不正利用を防ぐ次世代セキュリティ構想「無数鍵多重時変成立点理論」に関連し、6件目となる特許権の設定登録を完了しました。
次世代セキュリティ構想と特許取得の背景
インターネット社会では情報漏洩の防止が重要ですが、それだけではフィッシング詐欺や不正送金といった二次・三次被害を完全に防ぐことは困難です。Kトラストが提唱する「無数鍵多重時変成立点理論」は、情報が流出した場合でも、その情報だけで次の重要処理を成立させないことを目指しています。今回、この構想に関連する技術として特許第7896833号が登録されました。なお、これはすべてのサーバー攻撃やウイルスを完全に防止できると保証するものではありません。実際の防御性能は実装、運用、検査方式、既存システムとの組み合わせ等によって異なります。
多重防御による安全なデジタル社会の実現
本構想では、人間が複雑なパスワードを管理する負担を減らし、システム側で安全性を高める仕組みを構築します。複数の情報や条件を時間とともに変化させ、短期間だけ有効な識別情報を生成することで、重要な処理の実行可否を制御します。一度ログインしても、重要処理の直前で再確認を行う多段構造を採用しており、入口を突破された場合でもその先へ進むことを難しくする設計です。また、条件を満たさず処理が実行されなかった場合も「未成立最終地点」として証跡を残すことで、高い説明責任が求められる金融や行政などの分野での活用を想定しています。
特許概要
特許番号:特許第7896833号
出願番号:特願2026-028168
発明名称:情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム
出願日:2026年2月25日
登録日:2026年7月21日
まとめ
Kトラストは、情報が漏洩しても犯罪を成立させない社会基盤の構築を目指しています。今後も研究・開発を通じて、人がより安心してデジタル社会を利用できる新しいセキュリティの形を追求していきます。