
株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントが運営する転職サイトが、企業の採用担当者を対象に実施した調査により、2026年の転職市場における採用難易度の高まりと、それに伴う企業側の変化が明らかになりました。
調査概要
株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントは、従業員100名以上で中途採用を行っている企業の人事・採用担当者1,088人を対象に、「企業の採用担当者が感じる2026年の転職市場の変化と採用難易度」に関する調査を実施しました。調査期間は2026年2月19日から2月24日まで、インターネット調査(PRIZMA)にて行われました。採用難易度の現状と背景
調査結果によると、回答した企業の94.4%が「中途採用が難しくなっている」と実感していることが分かりました。特に採用が難化しているのは「若手層(20代~30代前半中心)」が67.3%、「ミドル層(30代後半〜40代中心)」が57.1%という結果になりました。若手層の採用難の要因としては、「求めるスキル・経験を持つ人が市場に少ない」(36.0%)や「他社との人材獲得競争が激化」(28.6%)が上位を占めました。一方、ミドル層では「スキル・経験の組み合わせが複雑化」(24.5%)や「年収・条件面の要求が高くなっている」(18.8%)といった要因も挙げられ、採用要件の複雑さや条件面が影響していることが示唆されています。
候補者の価値観の変化と内定辞退の増加
人事・採用担当者の94.4%が、候補者の価値観や選考姿勢に変化を感じていると回答しました。最も多く挙げられた変化は「ワークライフバランスの重視度(優先順位の変化)」で56.5%に上り、次いで「仕事に求める価値(やりがい・成長・裁量など)」(46.1%)、「リモートワークなど柔軟な働き方の希望」(31.4%)が続きました。給与や役職だけでなく、働き方や仕事内容、成長実感も企業選びの重要な要素となっていることがうかがえます。このような候補者の価値観の変化は、内定辞退の増加にもつながっています。約7割の企業で内定辞退が増加傾向にあり、その主な理由として「ワークライフバランスの希望と合致しなかった」(48.0%)、「他社の提示条件(年収・役職など)が優れていた」(40.7%)が挙げられました。企業が想定する条件と候補者の重視する価値観との間にギャップが生じていることが、採用活動の難化をさらに進めていると考えられます。
企業が取り組む採用施策
採用難に対応するため、企業は採用手法の見直しを進めています。今後注力したい施策としては、「母集団形成の強化」(35.1%)や「採用ブランディングの強化」(30.3%)が上位に挙がりました。候補者との接点創出や、企業としての魅力発信を強化する動きが見られます。また、人材紹介サービスに対しては、「専門性の高い層への安定的なアクセス」(36.7%)や、「候補者のスキル・志向性を正確に把握すること」(35.8%)が期待されています。採用要件の高度化・複雑化に対応するため、人材紹介サービスには、候補者の見極め力や専門性の高い人材とのマッチング能力に価値が見出されています。
まとめ
今回の調査により、2026年の転職市場では、企業の採用担当者の多くが採用難易度の高まりを実感しており、その背景には候補者の価値観の変化や採用要件の複雑化があることが明らかになりました。企業は母集団形成や採用ブランディングの強化、人材紹介サービスへの期待などを通じて、採用活動の最適化を図っています。転職を検討している方にとっても、企業側の採用動向を理解することは、自身のキャリア戦略を立てる上で有益となるでしょう。関連リンク
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